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連続強姦男に無期懲役 地裁判決
2005年09月06日

 市内を中心に24人の女性が襲われた連続強姦(ごうかん)事件で、強盗強姦、住居侵入などの罪に問われた大手建設会社の元社員桑田秀延被告(37)の判決が5日、地裁であった。川合昌幸裁判長は「陵辱の限りを尽くして被害者の人格を徹底的に蹂躙(じゅうりん)しており、苦痛は筆舌に尽くしがたい。件数の多さを見ても同種犯行の中で突出しており、有期刑で償えるものではない」として、求刑通り無期懲役を言い渡した。

 被告は捜査段階で150件以上の犯行を認めていた。無期懲役は同種の事件では最高刑となる。

 判決によると、桑田被告は04年3月15日夕、マンションで女性宅に侵入し、女性を強姦して現金5万2千円を奪うなど、02年3月から04年6月までの間に犯行を繰り返した。

 若い女性が一人暮らしをしていそうなワンルームマンションを下見し、玄関や窓に鍵のかかっていない部屋などを狙っていた。暴力団組員のふりをするなどして女性を脅していた。