レイプ被害「自分が悪い」が3分の1=英調査


  【ロンドン22日】露出度の高いファッションを着たり、酔っていたりしてレイプされた女性は自分にも落ち度がある―。英国の調査で全体の3分の1がこう考えていることが分かった。

 この調査は国際人権保護団体アムネスティ・インターナショナルの委託で行われたもので、酔っていた場合、レイプ被害者に「全面的な落ち度」があると考えている人は4%、部分的に落ち度があるとみなす割合は26%に達した。

 また、女性が露出度の高いセクシーなファッションを着用していた場合、レイプ被害は「全面的な自己責任」と考えている割合は6%、「部分的に自己責任を負う」と思っている割合は20%に上った。

 この調査は、レイプに関する英国社会の「無知」を広く知らせる目的で実施したもので、アムネスティの代表者は「レイプ被害者を悪者にする社会の民度の低さ」を批判した。〔AFP=時事〕



2005年11月22日17時03分 時事通信社 / 提供元一覧