強盗・強姦（ごうかん）などの罪に問われた元有名ラーメン店店長・吽野優（うんの・まさる）被告（３４）の控訴審判決が９日、東京高裁であった。
仙波厚裁判長は「女性を性欲のはけ口とした凶悪な犯行で、被告の性的犯罪に及ぶ傾向は顕著」と述べ、無期懲役とした１審・東京地裁判決を支持し、吽野被告側の控訴を棄却した。
判決によると、吽野被告は１９９９年から２００３年の間、一人暮らしの女性の部屋などに侵入し、未遂を含め計７人（当時１８〜２６歳）の女性に乱暴したほか、現金など計約３０万円を奪うなどした。吽野被告は無期懲役は重すぎるとして控訴していた。
